初めまして、マージュと申します。今頃ですが剣盾S12で使用した構築紹介です。懐かしのポケモン達がガラルに上陸し、郷愁に駆られた気分でした。
【使用構築】
(以下常体)
【構築経緯】
サンダーを軸にしたサイクルが手に馴染んだため、エースバーン受けのカバとサンダー受けのラッキーと組み合わせるところからスタート。終盤サンダー+ウオノラゴンの並びが増えていたため、ウオノラゴンに後投げでき、また受け破壊の役割を兼任できるゴツメカミツルギを採用。またウーラオスも増えていたため、ウーラオスに睨みを利かせられ、特殊受けを自然の怒り+挑発で削りサンダーを裏から通す動きができるカプ・レヒレを採用。最後に格闘の一貫を切れ、ストッパーや切り返し役になってくれ誤魔化し役になってくれるミミッキュを採用した。
【個体紹介】
カバルドン@アッキの実
性格 : 腕白
実数値 : 215(252)-132-187(252)-×-93(4)-67
技構成 : 地震/氷の牙/欠伸/怠ける
エースバーン、ランドロス等に対する物理受け。起点作りではなく、相手の物理ポケモンと殴りあって欲しかったのでこの技構成にした。氷の牙はランドロス、カイリュー、ガブリアス、ボーマンダに打つ。氷の牙があれば飛び跳ねる持ちのエースバーンにも打点があるのでラス1で対面しても安心した。こちらが先にDMを切ってしまい、相手の裏にエースバーン等のDMが残っていても欠伸と怠けるで凌ぎきることができる。ラム剣舞ランドが初手剣舞してきた場合、氷の牙でランドが半分削れていても、相手がそこでDMを切ると裏ごと貫かれてしまうので、こちらもDMを切って対応し、こちらの損壊を抑えて数的有利を取ることを意識した。ステルスロックはラッキーで撒けばよかった。カバルドンがいないとポケモンできない病気。
サンダー@弱点保険
性格 : 控え目
特性 : プレッシャー
実数値 : 171(44)-×-107(12)-187(196)-111(4)-152(252)
技構成 : ライジングボルト/暴風/充電/羽休め
C ‥ ダイジェット(C+2エレキフィールド下ライジングボルト)でD4振りエースバーンが乱数93.7%
(C+2エレキフィールド下ライジングボルトでD4振りDMエースバーンが乱数93.7%)
S ‥ ミラー意識で準速
エースバーン、ランドロス、レヒレ、テッカグヤなど環境トップのポケモンにDM同士の打ち合いで軒並み勝ててとても強かった。性格は火力意識で控え目で採用。持ち物はお試しで持たせた弱保が想像以上に強かった。持ち物無し状態でも十分強かった。ライジングボルトはエレキフィールドが貼れていれば疑似的にDM技を多く打てることになる。充電×エレキフィールド×弱保のエレキフィールドのライジングボルトの火力がロマン。特性はプレッシャーで採用。初手によくサンダーを投げたため、相手のランドロス、レヒレ、サンダーとのSラインの把握は試合展開を考える上で大切な情報だった。充電と弱保のおかげでHDポリ2にも対抗できた(S13は警戒されて冷ビ打たれなくなった)。充電を絡められればウツロイドにも対抗できた。7世代の頃めっちゃ嫌いだったけど一番嫌いなテッカグヤ沢山飛ばしてくれて好きになった。
ラッキー@進化の軌跡
性格 : 図太い
実数値 : 331(44)-×-62(252)-×-151(204)-71(4)
技構成 : 地球投げ/電磁波/ステルスロック/卵産み
環境トップのサンダーに安定するクッションであり、ステルスロック+電磁波によるサポートに徹する本構築のサイクルの要。サンダーと対面した場合ノータイムで電磁波を押し、交代してくるウーラオスやウオノラゴンを麻痺にし、その後のサイクルを確率的に有利に進めていく。ボルトチェンジ持ちのサンダーに後投げし対面操作されても何も意味が無いので、
①初手でサンダーとの対面を作る(サンダーから入ってくる相手が大半だった)
②レヒレ・ツルギがウーラオス・ウオノラゴンと対面→サンダー交代読みで釣り交換
することを意識していた。環境に蔓延していたサンダーと組んでいてラッキーを崩そうとしてくるウオノラゴン、ウーラオスに後投げできるカミツルギとレヒレでサイクルを回し荒らした後に、ミミッキュかサンダーで占める試合展開を意識していた。またラッキーを突破する手段が限られていると相手が大切にしなければならないポケモンが分かりやすいので交代読みもしやすくなる。ただ相手が物理三匹で選出してきたときに腐りがちになってしまうのだけが困った点だった。
カミツルギ@ゴツゴツメット
性格 : 陽気
実数値 : 163(228)-201-160(68)-×-51-171(212)
技構成 : リーフブレード/ハサミギロチン/鉄壁/光合成
HB ‥特化ウオノラゴンの先制エラガミを97.3%で2耐え
S ‥ 最速ウツロイド抜き
ウオノラゴンに対するメタ枠兼地雷枠。流行していたサンダー+ウオノラゴンに対して、ラッキーと受け回すことで勝率を格段に上げることができた。ラッキーが隙を見せてしまうミミッキュ等に後投げし、鉄壁を積むことで先に剣舞されていても対処することができる。構築が受け気質なせいもあったためアタッカーと誤認されたせいもあってか、鉄壁を読まれることは少なかったと思う。Sラインはウツロイド抜きが生きることはなかったので、最速ウーラオス抜きまで落としてもよいと感じた。カミツルギデビューが超絶ダサイ型になってしまった自分に絶望。ギロチンを打ち始めた自分に失望。
ミミッキュ@命の珠
性格 : 陽気
実数値 : 131(4)-142(252)-100-×-125-162(252)
技構成 : じゃれつく/ゴーストダイブ/影打ち/剣の舞
最強の誤魔化しポケモン。パーティーが受け気質なこともあり相手の潰しに対するストッパー役として活躍してくれた。エースバーンがラッキーに向かって膝ではなく火炎ボールや火球を打ってきて電磁波を入れられることもあったので膝を打たせにくくする牽制役になってくれたとは思う。
カプ・レヒレ@食べ残し
性格 : 図太い
特性 : ミストフィールド
実数値 : 177(252)-×-160(84)-116(4)-151(4)-164(126)
技構成 : ムーンフォース/自然の怒り/挑発/リフレクター
S ‥ 最速カグヤ抜き
ウーラオス、フェローチェ等に対するクッションとして投げた。自然の怒り+挑発でラッキーやハピナスを削り、役割集中しサンダーを通すという動きも取った。水技ガン無視してくるマンムー、ドリュウズがいて腹が立ったのでリフレクターの枠は熱湯でいい。サンダー+ウーラオスをラッキーと共に相手にするときにこちらのミストフィールドが邪魔になってしまい電磁波をウーラオスに入れられないという問題が生じたので、特性はテレパシーにするべきだった。テレパシーレヒレの方がいいんじゃねと思った自分に超絶自己嫌悪。
【選出】
→
サンダーの通りがいいので相手のサンダーとウツロイドにラッキーを対面させつつ、ステロと電磁波で場作りをしてサンダーを通す。相手のラッキーの崩し枠が悪ラオスであることが多かったので@1にはレヒレを選出することが多かった。早めにサンダーウツロとラッキー対面を作れるとダメージレースで有利になれる。
→@1
ラッキーとカミツルギで受け回しつつ、ステロとゴツメのスリップダメージを稼ぐ。カミツルギをウオノラゴンの大ナックルから崩そうとしてくるので、ミミッキュを絡めたり、カミツルギにDMを切って数的不利を取らないように意識した。
【重い並びorポケモン】
・ラグラージ(カバルドン)+ カミツルギ
・ブリザポス
・ヒヒダルマ
【レンタル】
カミツルギ→最速ウーラオス抜きに変更
カプレヒレ→テレパシーに変更、HBブッパに変更
【結果】
TN むにまん 最終31位
【Special Thanks】
・色サンダー貸してくれたくらぽけ
・色ツルギ恵んでくれたeijiさん
・潜る刺激をくれたイカタコさん、あらたまさん、ばや
【後語り】
S12で手応えを感じたのでS13でも使おうかと思いましたが環境が変わって勝てる感じがしなかったので没になりました。流行していたサンダーラゴンとカバサンダーウツロナットに勝てるように組んでいたので、そのふたつの並びが減ってしまったて勝ち数が稼げなくなってしまったのが原因かなと思います。メタ張りして組んだ構築なので汎用性はないですね。環境にうまく適用できるようにもっと色々なポケモン使えるようにならないといけないなと思いました。ここまでお読みいただきありがとうございました!