【SVシーズン2使用構築】電磁波ミミカイリュー【最終31位】

初めまして、マージュと申します。SV シーズン2で使用した構築紹介になります。このルールは一区切りつきますが記録に残したいと思います。

[使用構築]

[構築経緯]

 厚底ブーツカイリューが相手のステルスロックを撒く1ターンを無駄にしながら、こちらのマルチスケイルを温存できることに魅力を感じた。(参考:SV シングルシーズン1 最終8位|onejap|note)
 鉢巻特化飛行テラバーストの火力や技の通りの良さに魅力を感じて、天然持ちには火力を再現できないが、テラバ/地震/羽/竜舞の型で使うことにした。一舞で準速ドラパルトまで抜けることやミラーを意識して意地AS型とした。(参考:【SV】シーズン1 使用構築 鉢巻飛行テラバカイリュースタン【最終33位】 - 藻屑の泡)
 カイリューは二、三枚目から出すことを想定していたためカイリューを強く使える動きとして「麻痺」を考えた。麻痺はカイリューの遅めな素早さをカバーしながら物理と特殊を問わずにマルチスケイルを盾に積みにいける、また羽休めで麻痺待ちを狙えばマルチスケイルを温存しながら積める可能性が高いので状態異常の中では最も相性がいいと考えた。もともと電気玉コノヨザルを使っていたが、認知が進んだため隠密マントガブリアスや鉢巻霊・妖ドラパルトで初手に出落ちすることが増え使うのを断念。初手要員でステルスロックを撒く必要は必ずしもないのではないかと考え、出落ちせずに3対2の状況をつくれる可能性が高い、麻痺を撒けるポケモンとしてミミッキュを選択した。
 残りのポケモンはセグレイブ、ラウドボーン、ヘイラッシャ、イカサマ持ちのロトムブラッキー、キョジオーンなどに対抗できそうなポケモンを採用した。

【個体紹介】

Pokémon-Icon 778.png@命の珠
テラスタイプ:悪
特性:化けの皮
性格 : 意地っ張り
実数値(努力値) : 131(4)-156(252)-100-×-125-148(252)
技構成 : じゃれつく/シャドークロー/影打ち/電磁波
 初手要員。時々後発で投げるがストッパーというよりは初手で場を荒らしてもらう役割を持ってもらった。テラスタルカイリューに切りたいのでほとんど切らなかった。悪テラスタルは相手の悪波を半減、アシストパワーを無効にして拾えた対戦があったので意外と役に立った。技構成は、竜・悪に打つ「じゃれつく」、サーフゴーに打つ「シャドークロー」、早い襷持ちの処理もしくは裏のカイリューの圏内に入れるために死に際で打てる「影打ち」、カイリューの起点作りや確率引掛けができる「電磁波」とした。命中不安技がメイン技なので技外しによる負けが心臓に悪すぎる。パラドックスが参加する次のルールでも使えるかも?

 

Pokémon-Icon 149.png厚底ブーツ
テラスタイプ:飛行
特性:マルチスケイル
性格 : 意地っ張り
実数値(努力値) : 167(4)-204(252)-100-×-125-132(252)
技構成 : テラバースト/地震/竜の舞/羽休め
 構築のエース。耐久に振るよりも火力と一舞で抜ける範囲が広がることを意識した。技構成は、メイン技「テラバースト」、電気・鋼に打つ「地震」、積み技「竜の舞」、サイクル参加と麻痺待ちができる「羽休め」とした。麻痺が入ってるポケモンの前でマルチスケイルを盾に竜の舞、羽休めでHP満タンの状態で積む動きが強かった。時々全部動かれて羽休めが枯れる、これはしょうがない。テラスタルがないと浮いているポケモンに無力なので、選出した時に他のポケモンにテラスタルを切るのは勝ちが見込めた時以外はしないように気をつけた。素のテラバーストが物理技になってくれればと何度も思った。昔A特化捨て身メガボーマンダを使っていたので、少し似ているこのポケモンは懐かしさを感じ楽しかった。

 

Pokémon-Icon 1000.png@拘り眼鏡
テラスタイプ:鋼
特性:黄金の体
性格 : 控え目
実数値(努力値) : 171(68)-×-116(4)-190(156)-115(28)-136(252)
技構成 : ゴールドラッシュ/シャドーボール/自己再生/トリック
(参考:【ポケモンSV S1 最終20位&23位】 セグレイブカイリュー2軸 -頑丈キョジオーンを添えて- - ぽけぷる)
 天然やカバルドン絡みのサイクルを相手にする際に負荷を掛けたかったので眼鏡での採用。ゴールドラッシュの火力増強のため鋼テラスタルにした。準速カイリューなど上を取れててよかった場面が多かったので早い方がいいと思った。個人的に相手に負荷を掛けれる中速のポケモンはSを伸ばした方が好み。

 

Pokémon-Icon 635.png@突撃チョッキ
テラスタイプ:鋼
特性:浮遊
性格 : 臆病
実数値(努力値) : 167-×-111(4)-177(252)-110-165(252)
技構成 : 悪の波動/ラスターカノン/流星群/大文字
 サーフゴー、ロトムサザンドラ、ラウドボーンなどが絡むサイクルで相手に負荷を押しかけってもらった。技範囲の広さ、打ち分けが考慮されていなかったのか悪波やラスカを押した後に流星群や大文字が通ることが多かった。放射ではなく大文字にしたのはドドゲザンへのダメージ量を考えて採用したが気合玉でよかったかも。セグレイブに対する対抗枠であったが格闘テラバセグレイブに返り討ちにされたりした。

 

Pokémon-Icon 908.png@気合の襷
テラスタイプ:悪
特性:新緑
性格 : 意地っ張り
実数値(努力値) : 151-178(252)-91(4)-×-90-175(252)
技構成 : トリックフラワー/叩き落とす/不意打ち/挑発
 速い襷持ちが欲しかったので採用。挑発はカイリューからの起点回避、ブラッキーの回復の阻止、ギミック系の構築に対する対抗策になったのでいい技だった。ふんわりとした役割で採用してしまったので他に適しているポケモンがいたかも。

 

Pokémon-Icon 934.png@隠密マント
テラスタイプ:飛行
特性:清めの塩
性格 : 腕白
実数値(努力値) : 207(252)-121(4)-179(100)-×-127(134)-58(20)
技構成 : 塩漬け/ボディプレス/鉄壁/自己再生

 構築の改善枠。ドラパルトやゲンガーなどに強かったり相手の選出を歪ませる力が強いと思って入れたが、自分がこのポケモンの出しどころを正しくできていなかった。相手のキョジオーン入りに出すと相手の隠密マントサーフゴーのカモにされるという本末転倒なことになっていた。これを理解して相手のキョジオーンが出てくる線を薄めにする選出をするべきだった。キョジオーン対策を他のポケモンでするべきだったと深く反省している。ミミッキュをスカーフ型と誤認させる役割は担ってくれたとは思う。

【重いポケモン
型破り持ち:ミミカイリューが特性に依存しているので本当にきつかった。デカヌチャンはアタッカー型が増えていてきつかった。最後の数戦で神のいたずらとしか思えないオノノクスサーバーに入って蹂躙された。ゴツメであいがしらオノノクスとかスカーフオノノクスとか知らんねん、ロトポータルで検索かけた時のオノノクスヒット数1の絶望感やばかった。レートで初めてのトラウマポケモンになった。

[結果]

TN:まさお 最終31位(最高8時に3位、こっから3敗)

TN:かわかみ 最終111位

【感想】
 久しぶりの上位での最終日の対戦は楽しかったです。朝7時時点で2rom1桁だったのに1位目指してどっちとも爆発しました。初めて1位を目指せるチャンスが目の前にあったので夢を追ってしまった。上振れに乗じて調子に乗っていたのかも、最後らへん下手すぎたし実力不足。1位取れる人の凄さを再実感しました。この苦い経験をどこかのシーズンで晴らしたいです。ここまでお読みいただきありがとうございました。