【SVシーズン6使用構築】神牙ラッシャ【最終17位】

こんにちは、マージュです。SV シーズン6で使用した構築紹介になります。

【使用構築】

【構築経緯】
 残飯ヘイラッシャ+襷イダイナキバ+眼鏡ハバタクカミの使用感が良く@3を探すところからスタート。カイリューサーフゴーへ圧力がかかるパオジアンを採用、カイリューのノーマル・飛行テラスに両対応するために鋼テラスで採用。水タイプに打点がある、テツノツツミに強く出れる、やどりぎのタネの一貫を切れる点からオリーヴァを採用。最後はタイプ的にカイリューが最適だったのでカイリューを環境に刺さる型で使うことを意識。キノガッサ入りの対面構築、カバルドン入りの対面構築(ばやパ)、モロバレル+ヘイラッシャに強く出れるラム飛行テラバの型で採用。パーティーに妖の一貫があるのは鋼・毒・炎テラスで誤魔化すこととした。

【個体紹介】

Pokémon-Icon 1002.pngパオジアン@拘り鉢巻
テラスタイプ:鋼
特性:災いの剣
性格 : 意地っ張り
実数値(努力値) : 155-187(236)-110(76)-×-85-180(196)
技構成 : 嚙み砕く/氷柱落とし/氷の礫/テラバースト
S : 最速ドクガ抜き抜き(最速ドクガ抜きで止めているパオ・神を抜けてたらラッキー)
H-B : 鉢巻カイリューのノーマルテラス神速耐え、無振りディンルーの地震2耐え
A  : 余り(できる限り高く)

 鉢巻枠。鉢巻パオジアンは嚙み砕く、氷柱落とし、氷の礫があれば十分で、火力を上げたいならタイプ一致テラス、耐性をつけて不利対面を有利対面に変える もしくは 役割破壊を行えるフェアリー、電気、草、炎、鋼とパーティーに合わせて選択できる、本当に7色になれるポケモンだと感じた。自分は初手カイリューの鉢巻ノーマル神速と飛行テラバに両対応できるのが鋼テラスだと思い採用した。フェアリー(神やミミッキュ)や草(マスカーニャ)に耐性が持てて殴り合えるのが良かった。鋼テラバもキョジオーンやクレベースの役割破壊に繋がった。テラスタイプで出し負けや不利対面を逆転して引かなくてよくするのは極めて重要と感じた。

 

Pokémon-Icon 987.pngハバタクカミ@拘り眼鏡
テラスタイプ:妖
特性:古代活性
性格 : 臆病
実数値(努力値) : 131(4)-×-75-187(252)-155-205(252)
技構成 : ムーンフォース/シャドーボール/マジカルフレイム/サイコショック
S : パオ・髪に同速以上を仕掛けられる最速
C : 耐久振りが強いと思う場面がなかったので振り切り 

 特殊アタッカー枠。神速と逆鱗の一貫切り役。耐久振りの神ではS関係が不明瞭になりスイープする性能が低くなってしまう点が気になったので最速で採用。ラッシャとセットで投げるのが強かった。眼鏡ツツミを擦り続けた自分からすると、命中安定の高火力の偉さが身に染みた。最終日はラッシャの鋼テラスヘビボンやバレルの増加で投げる機会が低くなってしまった。

 

Pokémon-Icon 977.pngヘイラッシャ@食べ残し
テラスタイプ:毒
特性:天然
性格 : 腕白
実数値(努力値) : 257(252)-120-167(132)-×-101(124)-55
技構成 : ウェーブタックル/欠伸/守る/眠る
H-B-D(よくある調整のパクリ、髪にも抗うためDは欲しい) 

 対面操作ができるクッション枠。一番選出していた。拘りを強く生かすためにクッションは必須でパオジアンを意識しヘイラッシャを採用。テラスはムンフォ、毒が無効にできる毒にしたが鋼でもよかったかも。2000に載せるまでは地割れを採用していたが選出段階で打つ場面を想定しにくく試合展開が不明瞭でもやもやした感じだった。それより選出段階で毒菱対策、TODを想定できる眠るの方が使いやすかった。何故か知らんがゴーリ対策にもなってくれた。ただパオから草・電気テラバがよく飛んできて、メタられているのは否めなかった。初手パオにラッシャを合わせるのは重要と感じた、パオに一回受けに行く行為が弱いよりの動き。

 

Pokémon-Icon 930.pngオリーヴァ@突撃チョッキ
テラスタイプ:炎
特性:こぼれだね
性格 : 控え目
実数値(努力値) : 185(252)-×-110-160(4)-161(252)-59
技構成 : ギガドレイン/ハイパーボイス/大地の力/草結び
(参考記事:【SVS5最終23位レート2144】轟剣ウインディオリーヴァサイクル - さにーの構築置場)
 ゾンビポケモン。①ツツミに強い、②やどりぎの一貫を切れる(チオンジェンに強め)、③水タイプに抜群をつける(パオジアンを使う以上抜群がつけるポケモンが欲しい)、この要素を満たすポケモンを探していたときに見つけた神ポケ。ヘイラッシャとの相性もいい。テラスはイーユイとドクガ、神を意識して炎にした。大体の特殊ポケモンと殴り合えるが最終日に瞑想神が増えていたのが向かい風だった。投げる時はヘイラッシャとセットで投げていたが、これで対面選出を減らしてしまっていたのは反省点。草結びはカバ・ヘイラッシャ・ディンルー・キョジオーンなど重いやつに抜群をつけるので入れたが打つ機会がなかったので、ミラーコート、リフスト、マジシャ、テラバ辺りでよい。

 

Pokémon-Icon 984.pngイダイナキバ@気合の襷
テラスタイプ:鋼
特性:古代活性
性格 : 意地っ張り
実数値(努力値) : 191-240(199)-153(12)-×-73-139(252)
技構成 : ぶちかまし/インファイト/アイススピナー/高速スピン
S : 準速

H-B : マスカーニャのトリフラ+不意打ち大体耐え
A:余り(できるだけ高く)
 偉大な襷枠。技範囲が広く刺さっている構築も多かった。氷・妖を半減しようとすると地面・格闘が抜群で通ることが多く、パオジアンと神と攻めの補完が良かった。高速スピンという積み技が偉くラッシャの欠伸とシナジーのある積み技になってくれた。キラフロル展開にも刺さるのがgood。テラスは氷柱落としとムンフォに耐性がある鋼。ブーストエナジーでの採用も考えたが行動保障への安心感を優先した。この環境にいる電気が水ロトムなので電気の一貫を切る役目としては微妙。

 

Pokémon-Icon 149.pngカイリュー@ラムの実
テラスタイプ:飛行
特性:マルチスケイル
性格 : 意地っ張り
実数値(努力値) : 167(4)-204(252)-115-×-120-132(252)
技構成 : テラバースト/地震/アクアジェット/アンコール
A:特化(火力を最大優先)

S:準速(ミラーで最悪同速仕掛けられるように)
 カイリュー枠。タイプ相性や役割的ににアーマーガアやウインディも候補にあったが、これらのポケモンは何をするか分かりやすいのとイーユイに弱い。カイリューの最大の強みは型の豊富さなのでその性能を優先し、補完枠として最適な型を目指すことにした。ガッサ・カバ入りの対面構築や最終日によく当たったラッシャバレル入りの構築への勝利に貢献してくれ影のMVPだった。ミミッキュ、神、霊テラスを気にしなくていいアクアジェットを先制技にした。神速と比べリーチが伸びずツツミへの乱数が怪しくなるが、対戦相手は神速の方が警戒するらしく、アクジェ圏内に入っていなくてもツツミが霊テラスを切ったりや後ろに引かれるので神速との差は感じなかった。個人的にこのルールで地面(地震・地割れ)の一貫を切るのはディンルーの行動を縛る上で重要で、浮いてる枠のプールが狭い以上カイリューを環境に刺さっている補完で入れる組み方もありだと感じた。パオに対して突っ込むことができないのは飛行テラバの弱いところだった(ヘイラッシャに引いても草や電気テラバ、カタストロフィで削られる展開が多かったためヘイラッシャに引く動きは弱めだと感じた。)

【結果】
TN:マージュ 最終17位

 

【感想】
 2000に載せてから全く使ったことない型のポケモンを3匹採用し不安だったが、思ったより勝てたのはいい経験になった。2000に載せてから2日間潜らずにパーティーを考え続けたのも成長、ただ練度が練れなかったのが残念。